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2ドアのクーペと聞くと、乗り心地は硬くてゴツゴツしていそうだと感じる方も多いですよね。毎日の通勤や家族を乗せる場面で使えるのか、気になるところです。
結論から言うと、CLE 200はスポーティさと快適さの間に寄せた車で、ふだん使いでガマンを強いられるタイプではありません。一方でAMG CLE 53は、はっきり走りに振ったモデルです。
この記事を読めば、グレードごとの走りの違いと、試乗の時にどこを見れば自分に合うか判断できるかが分かります。
ベンツCLEの乗り心地は硬い?柔らかい?
まずは結論のイメージから持っておきましょう。CLEは、CクラスとEクラスのクーペ・カブリオレを1台にまとめた後継モデルです。
メカの多くをCクラス(W206)やEクラス(W214)と共有しています。だから、メルセデスのセダンに近い落ち着きを土台にした2ドア、と考えると分かりやすいんです。
CLE 200は「セダンより少し引き締まった2ドア」、AMG CLE 53は「路面の様子が手に伝わるスポーツカー寄り」と考えておくと、試乗の時にギャップが少なくなります。
『800万円以上する車なんだから、ふわふわに柔らかいのでは?』と思う方もいるかもしれません。
ただ、CLEはあくまでクーペです。高級セダンのような浮いた乗り味とは少し違います。
よく言われるのは、低い速度では路面の段差を少し感じるものの、速度が上がるほど落ち着いていくという評価です。これはスポーティなクーペによくある傾向でもあります。
例えばこんな場面を想像してみてください。
「近所の細い道の段差では、少しコツンと来ますね」
「高速道路に乗ると、ずっとしっとりして疲れにくいですよ」
こうした感じ方は人によって違います。だからこそ、自分のふだん走る道で試すのが一番なんです。
CLE 200とAMG CLE 53で走りはどう違う?
CLEの日本仕様は、大きく分けてCLE 200とAMG CLE 53の2種類です。エンジンも駆動方式もまったく違うので、走りの性格もはっきり分かれます。
| 項目 | CLE 200(クーペ/カブリオレ) | AMG CLE 53 4MATIC+ |
|---|---|---|
| エンジン | 2.0L直4ターボ M254 | 3.0L直6ターボ M256M |
| 最高出力 | 204PS | 449PS |
| 最大トルク | 320N·m | 560N·m |
| 電気の補助(ISG) | 最大23PS・205N·m | 最大17kW・205N·m |
| トランスミッション | 9速AT(9G-TRONIC) | 9速AT(AMG SPEEDSHIFT TCT 9G) |
| 駆動方式 | 後輪駆動(FR) | 4WD(AMG 4MATIC+) |
| 後輪操舵 | 記載なし | リアアクスルステアリング標準 |
| 全幅 | 1,860mm | 1,935mm |
| WLTC燃費 | 14.5km/L(クーペ)/14.1km/L(カブリオレ) | 10.5〜10.6km/L |
数値は現行型(2024年日本発売)のカタログ掲載値です。日本仕様にはディーゼルやCLE 300 4MATIC、CLE 450はありません。

CLE 200は後輪で走るFRです。前のタイヤはハンドル操作、後ろのタイヤは押し出す役割と分かれているので、曲がる時の素直さが持ち味だと言われます。
AMG CLE 53は449PSの直6ターボを4WDで受け止めます。パワーは2倍以上で、加速の鋭さはまったく別物です。
- ふだん使いと長距離ドライブが中心
- 後輪駆動らしい自然な曲がり方を楽しみたい
- 乗り心地の穏やかさを優先したい
- 高速での追い越しに強い加速を求める
- 雪道や雨の日の安定感を4WDで確保したい
- エンジン音や加速感そのものを楽しみたい
グレードごとの装備や価格の差は、ベンツCLEのグレードの違いやメルセデスAMG CLE 53とはで詳しく比べています。
エンジンと加速はふだん使いで足りる?
ここが一番気になるところですよね。結論から言うと、CLE 200の204PSと320N·mは、日常の運転で力不足を感じる場面は少ないはずです。
CLE 200には48VのマイルドハイブリッドであるISGが付いています。発進の時などにモーターが最大23PS分の補助をするので、出だしのもたつきを抑えてくれます。
『2.0Lで1,760kg(CLE 200 クーペ)の車って、重くない?』と心配になる方もいますよね。実は、このモーターの補助と9速ATの細かいギアが、その重さをうまく隠してくれるんです。
- 信号からの発進でもたつきを感じないか
- 合流や追い越しで踏み込んだ時の伸び
- 渋滞のノロノロ運転でギクシャクしないか
- エンジンが止まって再始動する時の振動
AMG CLE 53は、ふだん使いではむしろ力が余るくらいです。それでも、アクセルを軽く踏んでいる時は落ち着いて走れるのが、いまのAMGの特徴だと言われます。
エンジンや馬力の細かい数字は、ベンツCLEのスペックでまとめています。
ホイールの大きさで乗り心地は変わる?
実は、乗り心地を一番左右するのはグレードよりホイールの大きさ、ということも少なくありません。ここは見落としがちなので、ぜひ押さえておいてください。
CLEは19インチホイールが標準で、20インチはオプションです。ホイールが大きくなると、そのぶんタイヤの厚みが薄くなるのが一般的です。
タイヤが薄いと、見た目は引き締まってカッコよくなります。その代わり、段差の衝撃が伝わりやすくなる傾向があります。
| ホイール | 見た目 | 乗り心地の傾向 |
|---|---|---|
| 19インチ(標準) | 十分に大きく見える | 段差の当たりが比較的やわらかい |
| 20インチ(オプション) | 足元が引き締まる | 段差の衝撃が伝わりやすい傾向 |
展示車や試乗車が20インチなのに、注文は19インチにする場合があります。逆のケースもあります。試乗車がどちらのホイールなのか、その場で営業の方に聞いておきましょう。
タイヤサイズの細かい数値は、グレードや年式で変わる可能性があるため、ここでは断定しません。気になる方は販売店で注文する仕様を確認してみてください。
オプションのホイール選びは、ベンツCLEのオプション・アクセサリーの選び方も参考になります。
カブリオレの乗り心地はクーペと違う?
カブリオレを考えている方は、クーペとの違いも気になりますよね。屋根がない分、乗った感じも少し変わります。
CLE 200 カブリオレは、車両重量がクーペより重く、約1,900kg(要確認)とされます。屋根を開け閉めする仕組みと、車体を補強するための重さです。
また、CLE 200 カブリオレにはスポーツサスペンションの設定があります。そのため、クーペと乗り比べると感じ方が違うことも考えられます。

屋根を開けて走る時の快適さも大事です。カブリオレの電動ソフトトップは60km/h以下なら約20秒で開け閉めできます。
- 屋根を閉めた状態で、街中を走って静かさを見る
- 信号待ちで屋根を開け、開閉にかかる時間を体感する
- エアスカーフ(首元から温風が出る装備)を試す
- エアキャップ(風の巻き込みを減らす装備)の効き方を見る
- 少し速度を上げて、髪や顔に当たる風の量を確かめる
『オープンカーって、冬は寒くて乗れないのでは?』と思いますよね。CLEカブリオレには首元を温めるエアスカーフがあるので、寒い季節でも屋根を開けて走る楽しみ方ができます。
カブリオレの価格差や選び方は、ベンツCLEカブリオレとはで比べています。
運転しやすさと取り回しはどう?
乗り心地と一緒に気になるのが、運転のしやすさです。CLEは全長4,850mm、全幅1,860mmの大きめの車です。
それでも、CLE 200 クーペの最小回転半径は5.2mとされています。この長さの車としては、Uターンや車庫入れで困りにくい数字です。
AMG CLE 53は全幅が1,935mmまで広がります。後輪も向きを変えるリアアクスルステアリングが標準なので、大きさの割に小回りが利くと言われることもあります。
ドアが大きく長いので、狭い駐車場では開けられる幅が限られます。運転のしやすさとは別に、乗り降りのしやすさも試乗で確かめておきましょう。
駐車場のサイズや全幅で気をつけたい点は、ベンツCLEのサイズと駐車場の注意点で詳しく書いています。
後ろの席の乗り心地は?
運転席が快適でも、後ろに乗る人が疲れてしまうのは困りますよね。CLEは全車4人乗りで、後席は2人分です。
2ドアの車は、後席に乗る時に前の席を倒して乗り込みます。乗り降りに少しコツがいるので、家族を乗せる機会が多いなら一度試してもらうのがおすすめです。
ホイールベースは2,865mmと長めで、前後の席の間にはそれなりのゆとりがあります。ただ、屋根がなだらかに下がる形なので、背の高い人は頭まわりを確かめておきたいところです。
例えばこんなやり取りがよくあります。
「後ろに座ってみてもいいですか」
「ぜひ。ご家族の方にも乗っていただくと、実際の使い方に近い感覚がつかめますよ」
後席の広さや乗り降りの詳しい話は、ベンツCLEの後部座席は狭い?でまとめています。
試乗で後悔しないために
最後に、試乗の時に見ておきたい点をまとめておきますね。乗り心地は数字だけでは分からないので、ここが一番大事です!
- ふだん走る道に近いルートを走らせてもらう
- 試乗車のホイールが19インチか20インチか聞く
- 段差を越えた時の衝撃の伝わり方
- 高速道路に乗れるなら、速度を上げた時の落ち着き
- 後席に家族を乗せて感想を聞く
- カブリオレは屋根を開けた状態でも走る
CLE 200とAMG CLE 53の両方に試乗できるなら、乗り比べるのがおすすめです。価格は2026年3月改定時点でCLE 200 クーペが846万円から、AMG CLE 53 クーペが1,325万円からです。2026年9月にも改定の情報があるので、最新の価格は販売店で確かめてみてください。
走りに納得してから商談に入ると、値引きの話もしやすくなります。交渉の順番はベンツCLEの値引き相場で書いています。
よくある質問
ベンツCLEの乗り心地は硬いですか?
CLE 200はスポーティさと快適さの中間で、ふだん使いで困るほど硬いという車ではないと言われます。ホイールの大きさでも変わるので、試乗で確かめてみてください。
CLE 200は後輪駆動ですか?
はい。日本仕様のCLE 200は後輪駆動(FR)のみで、4WDの設定はありません。4WDはAMG CLE 53 4MATIC+です。
19インチと20インチで乗り心地は変わりますか?
一般に、ホイールが大きいほどタイヤが薄くなり、段差の衝撃が伝わりやすくなる傾向があります。
AMG CLE 53は普段使いできますか?
アクセルを軽く踏んでいる時は落ち着いて走れると言われます。ただ全幅1,935mmと幅が広いので、駐車場の幅は確かめておきましょう。
カブリオレの屋根は走りながら開けられますか?
60km/h以下なら、約20秒で開け閉めできます。
まとめ
- CLE 200は後輪駆動・204PSで、ふだん使いで快適に走れる性格
- AMG CLE 53は449PS・4WDで、はっきり走りに振ったモデル
- 乗り心地はホイールの大きさでも変わる。19インチが標準
- カブリオレは重さや足回りの違いで、クーペと感じ方が変わることがある
- 試乗はふだん走る道に近いルートで、後席の家族の感想も聞く





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